「土方副長に黙祷を捧げよ!」完
■5月2日 碧血碑前
谷地頭で下車し、碧血碑(へっけつのひ)へ。

碧血碑とは、土方副長や中島三郎助をはじめ、
戊辰戦争において北関東から東北地方で
戦死した、旧幕府軍の武士たちを弔うべく
建立された供養碑のことである。

その、碧血碑。

hekketu.jpg

題字は陸軍奉行・大鳥圭介の書だとか。
そういえば、大河ドラマ『新選組!』では
吹越満さんが大鳥圭介役を演じていた。
とっても良かった。

ちなみに、明治を切り開いた維新志士、
つまり官軍の戦死者は靖国神社などに
キッチリ弔われている。

“勝てば官軍”とはよく言ったものだ。

っと。
ここにいると、何とも言えない気分になる。
ボーッとしていられるけど、長居したくはない感じ。
しかし、この旅のラストには相応しい場所かもしれない。

碧血碑を後にし、しんみりと温泉につかりながら、
今日までの出来事や自分が抱えるさまざまな
“課題”を思い返す。



いい湯。

最後の夜にこれほど自分と向き合えるとは。
今夜は、人気の無い居酒屋でゆっくりと飲もう。
風呂から上がり、得体の知れない虚無感に
襲われながら、足どり重く大門横丁へ向かう。


ーガラガラガラガラ。
店員「いらっしゃいませ」
自分「………………」

誰とも目を合わせず、カウンターのすみっこへ。
生ビールと海の幸数点を注文し、タバコに火を点ける。
すると、

「コンバンワー!」

どう見ても観光客の女性二人に声をかけられた。

「どちらから来られたんですかぁ?」
「お一人で来られたんですかぁ?」
「五稜郭には行きましたかぁ?」

もう、質問攻め。
二人ともかなりカワイイ子だが、
正直、ちとやかましい。
このままでは、後ろ向きに自我と語らう
プチ鬱宴会ができないではないか。

だから、

「オレは一人で飲みたいんだ。ほっといてくれないか…」





なーんて言うわけがなく、

旅談義に、花、咲かせたぞォォォ!!!


あー。楽しかった。
虚無感?
クソッ喰らえです。

完。


<追記>
翌日は札幌にて旧友と再会。友人と別れた後、少し時間が 余ったので、『動物のお医者さん』の舞台となった北海道大学獣医学部に侵入を試みる。

(チョビのようなカワイイ犬に遭えるだろうか)
期待を胸に獣医学部を目指したが、そこで見たのは放し飼いにされている牛だけだった。

(まあ、これでもいっか)
と、フラッシュをたいて牛を激写。

これが、いけなかった。

一匹の牛がノロリとこちらを向いたかと思うと、怒った様に走りよってくるではないか。
自分は、頑張れば草食動物ぐらい何とかなるのではないか、と考えていたが、むりムリ無理。
半泣きになりながら構内から逃げ出した。

そう考えると、大山総裁はスゴイなぁ。

テーマ:国内、史跡・名勝巡り - ジャンル:旅行

【2006/06/25 00:00】 | 旅行・観光 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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