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先日、取材で興味深い話を聞いた。
主に近世史を研究するT教授によると、 いわゆる『斬り捨て御免』は、検証すれば かなり“言い過ぎ感”のある話だという。 確かに、斬り捨て御免で殺傷された 民衆はほとんどいなかったと聞くが…。 T教授は、具体例を挙げて説明してくださった。 ※一部、勝手な想像を付け足す ー江戸後期。 福山藩で起こった大一揆を鎮圧するため、 ある弓馬無双の達人が向かわされた。 しかしこの達人、ほとんど何もせず、 半ベソをかいて逃げ帰って来たではないか! 「一体、何があったのだ?」 とにかく理由を聞く上役。すると達人、 「民衆が石を投げてくるんです」 と、今にも泣き出しそうな表情で訴えてくる。 さらに、 「斬り捨て御免を認めてくれないと、ボクもう行かない」 何と、ダダまでこねてきやがった。 困り果てた上役たち。 慎重に会議を重ねる。 しかし、結論は次のとおり。 「斬り捨てのことは努々叶うべからず!」 そう、絶対にタブーだったのである。 要するに、兵農分離だ、刀狩だ、などと エラそうに叫んでみても、農業は百姓に頼るしかないのだ。 大切な年貢を納めてくれるお百姓様を殺傷するなど、 トチ狂った行動を容認する訳にはいかなかったようだ。 なるほど。とても勉強になった。 あれ。 でも待てよ。 となると、ちょっとムカついただけで いきなり民衆(力士だけれど)をぶった斬る 芹沢鴨は、完全にトチ狂った男だということになる。 新選組、誰もがビビるはずです。。。 |
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